言葉。 8
白人は居なくなった。
あとはナイフを持った黒人だけだ。
by ドラマ「ER」
小学校、中学校で、「部落」ということばを知った。
知らなければその存在を知らないまま一生を過ごしていたのかもしれないし、実際そういう存在を何かの資料やニュースや話の中で聞いて驚いたかもしれない。
知ってしまうと、もし目の前に「部落出身者だ」という人が現れたとき、差別とか区別をする気持が無くても、特別視をしてしまうのではないか、と心配になる。
差別でもなく同情でもなく、むしろ「そういう目で見てはいけないという目」で見てしまうのではないか、と思う。うまくいえないけど、「構えて」しまうのではないだろうか。
道徳授業の一環で、部落の人だからといって差別してはいけませんよ、という「勉強」をしたことは、私にとっては単に「心の準備」であって、「教え」ではなかった。
地域柄か、時代か、隠されているのからなのかわからないけれど、今のところ部落出身、という人に会った事は無い。本当にまだそういう名称で呼ばれる人がいて、もしくは部落と呼ばれていた地域がはっきりしているのか?と疑問に思うくらい、学生の頃から非現実的な響きを持っている。
今回の言葉は、差別を受けた医師が、差別をした白人患を者助ける際に放った言葉。
ナイフ、ってのはメスだとか医療器具のことだけど、ブラックユーモア(あ、別にかけてませんよ)なわけです。。。さらっと言った言葉だったけど、グッときました。
ユーモアって時に残酷だけど、ユーモアに転換できるのってある意味境地だし、悟ってるものがあります。世知辛いです。
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